「ループする地球つまり一日は一瞬 ならばそう迷わず また走り出す偉大なる一日を生み出す と言いながら 取り出した財布から買ったジュースのレシートの裏 今日の日をここにペンで綴る こうして生まれたのがこの曲」”ONE
DAY 〜ある日の出来事〜”
オトとコトバで"主張する"6人衆=韻シストはつくづく"等身大のグループ"だと思う。背伸びすることを知らないその"(楽曲)表現"、そして飾る事を知らないその"ライヴパフォーマンス"が全てを物語る。2MC+4PIECE、というバンド・スタ
イルで"自分たちがやりたいコト/出したいオト"にのみ拘ったそのサウンドは、晴れ晴れとして妙に心地よい。"妙に"と前置きしたのには理由がある。普通ならば、心地よい音には技術に裏打ちされた完璧なグルーヴがあるハズ、だ。しかし
ながら彼らはその目指すところには「マダマダ(届いていない)」と真顔で言い放てるような地点にいる。そんな実に謙虚な、愛すべき連中なのだが、そのセッションからは確実にココロを揺らされるだけのことがある"ある主張"が感じられる
のだ。この『Relax Oneself』を一聴して、そんな思いを更に更に強くした。
スウィングするサウンドに乗せて"夜の御堂筋"を描いた"66"に始まり、オーサカ=モノレールより2ホーンを招いてのニューダンス・クラシック"レッツ☆ダンス"
に、ファンクの髄にライムを絡ませた"Slow Jam Slow Down"、声だけでビート、スクラッチまでも表現した"アンタラハドウヤ?"、「言葉によるアート」という命題に持てる力をぶつけた"Word
Art"、そして「リラックスしたONE DAY」をメ ロウに綴ったタイトル曲"Relax Oneself".....。
そこには"あの日"よりも大きくなった現時点の等身大の彼らがいる。より確かになった技術/表現力と、自らを客観視しつつ"伝える"努力を惜しまない粋な台詞の数々ノ。どうやら彼らはまた掴んだようだ。我々の目には決して見えない大
切な何か、を。
「反面教師どもから吸収し 反省よりも誰よりも楽しむ 合体させる六の超合金 ナイスガイ達とノンフィクション・ミュージック」"Word
Art"その言葉に決してウソはない。
June.6.2002 二木 崇 |